2017年4月3日のクローズアップ現代プラスは「最後の3日間に一体何が?」でした。
稀勢の里の怪我の状態は?4月3日になって思って居た以上の怪我の具合に驚きを隠せません。
腕か胸かどこが痛いか、分からないと言っていたのですが左大胸筋も損傷していたのでした。

日本中が注目した春場所の千秋楽、怪我を押して強行出場した横綱は勝つのか?負けるのか。

稀勢の里「優勝」知られざる3日間の放送内容をみてあえて厳しい環境に自分の身を置いて日本の国技でもある相撲を守ろうとする横綱の姿が見えました。
稀勢の里は何故、強行出場を決めたのはか?それは何のためだったのか?

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稀勢の里の快挙に高安が号泣する

長い相撲人生でたった1日しか休場したことのない稀勢の里。
強烈な怪我を押してまで強行出場した裏側には何があったのでしょうか?

知られざるれざる3日間をNHKが取材しました。
千秋楽の大一番は稀勢の里優勝で沸きにわきました。
熱狂的な雰囲気でフィーバーという言葉が本当にピッタリでした。

春場所13日目、日馬富士との戦いで怪我をしてしまっ稀勢の里。
普段の稀勢の里は平常心を心がけ、滅多に痛みを顔に出しません。

ところが、相撲で負けて立ち上がった時、稀勢の里の肩に激痛が走ります。
痛みに歪んだ稀勢の里の顔が印象的でした。

支度部屋に戻ると、稀勢の里の部屋の人達が走ります。
支度部屋に医師が駆けつけました。

緊張が走ります。

腕とか胸とかどこが痛いかわからないと話した稀勢の里
医師:救急車呼んでもらっていますので(というのがやっとという感じ)

横綱:やってしまったという感じですけど・・・
相撲人生15年間でたった1日しか休場していない稀勢の里

翌日からの出場は絶望的だった

翌日からの出場は絶望的だと思われました。
10年以上稽古を共にして来た弟弟子の関脇高安は・・・
これほど痛がっている顔を見たことが無いという。
あれほど痛がっていましたのでかなりびっくりしました。

大きな怪我でなければ良いなという気持ちで僕も祈るだけでしたので

稀勢の里の怪我の状態は?あざが痛々しい

春場所14日目
休場も止む終えないと思われた翌日
会場へ向かう稀勢の里の姿がありました。
怪我を押して強行出場を決めたのでした。

強行出場理由を優勝した夜、直接稀勢の里にインタビュー

聞き手:強行出場を決めたのはどうやって決めたのですか?

稀勢の里:朝全然痛みもほぼなかったので
大丈夫という気持ちを持ってやりました。

聞き手:土俵下(ぎわ)で起き上がれなかったですよね?

稀勢の里:ええまあ・・そういう時もあるんじゃないですか?
大したことではなかった

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稀勢の里を入門当時から知る兄弟子の西岩親方

出場の決断には横綱としての意地があったという
新横綱の場所で日本中が注目しているそういう場所でしたので
普段の場所であればもしかしたら休場していたのかもしれないですね。

稀勢の里は先場所初めて優勝し19年振りに誕生した日本出身の横綱となりました。

横綱の土俵入り
大歓声が稀勢の里を待ちます
大声援
この横綱昇進の時に出た声が稀勢の里に春場所優勝を意識させていたというのです。

西岩親方のインタビュー

過去横綱に昇進した人はほとんどが二場所連続優勝という中で・・
稀勢の里は1回で横綱昇進しましたので私の所にも「甘い昇進ではないか」という声も届いていました。
本人は私以上に悔しい思いをしたと思いますね。
ですので連続優勝というのは何がなんでも達成したいという気持ちは有ったと思います。

決断の背景にはもうひとつ
先代の師匠元横綱隆の里の存在がありました。

昭和58年
病を抱えながら30歳で横綱となり「おしん横綱」と呼ばれた隆の里
横綱昇進した初めての場所で見事優勝を果たしました。

新横綱として優勝した力士は昭和の大横綱大鵬
そして貴乃花
年6場所制になった昭和3年以降33年以降3人しかいませんでした。
中でも隆の里(鳴戸親方)は唯一全勝で優勝
重圧を跳ね返して結果を出した師匠こそが目指すべき横綱の姿だと考えていたのです。

稀勢の里のインタビュー1

稀勢の里:(横綱)上がった時の次が大事という気持ちが一番ありました。
先代親方が新横綱になった時全勝優勝したのを見てますしね。
聞き手:結果を出さないといけない場所?そういう気持ちですか?

稀勢の里:それはやっぱ求められる所ですからね、横綱に上がったわけですから。

師匠に叩き込まれた心構えとは?

稀勢の里が新弟子の時から師匠に叩き込まれた心構えがあります。
それは「最後の瞬間まで諦めない事」
土俵下の俵にも決着が着くまで主力を尽くすよう教えられてきました。

隆の里師匠の言葉

奥歯をかんでいる気持ちでヤラないとダメだよ!
勝負の分かれ目の俵で「あっ」て声を出すのはもう
弱音だよ!弱音って言うんだよ。

稀勢の里のインタビュー2

(土俵際の)俵を大事にしていますしね。
俵というか力を抜かないというか
ああいうところから相撲が始まるんだよと(教わった)

文字通り土俵際に追い詰められた中での強行出場でした。
そこには横綱としての意地と亡き師匠から教えられた相撲哲学があったのです。

稀勢の里のインタビュー3

土俵の中は先代もおっしゃっていましたけど「人生の縮図だ」と思っていますから、そういう自分に甘えないで自分自身に負けないような人間になる。

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元横綱大乃国(芝田山親方)のインタビュー

稀勢の里の同門として横綱土俵入りの指導もされてきました。
怪我を悪化させればまさに力士人生にも関わるような可能性もゼロではないという状況だったと思うのですが、そうした中での強行出場をどのようにご覧になりましたか?

横綱というのはとにかくなる前となった後ではですねプレッシャーというのは全く違うんですよ。
3倍も4倍も5倍も色んなプレッシャーがあるんですよ。
そんな中での出場ですからとにかく責任という事においてヤラなきゃいけないというその気持一つだと思うんですよね。

聞き手:新横綱としての責任、それがその強行出場を後押ししたと・・
元横綱大乃国:だと思いますね、私も経験ありますけど新横綱の場所をなんとか乗り越えたいという気持ちが強いんですよ!でもなかなかね~良い成績に収めたいと思うんですが、良い成績に収められないそんなかなかでの連勝でした。
そんな中でひとつ気力を持って収めたいと思ったんでしょうね。

新横綱の重圧とは?

あの横綱としての重圧ともお話になりましたけどもその元横綱としても稀勢の里の重圧はどんな風に感じてたとおかんがえですか?

元横綱大乃国:やはり沢山の人に支えられていますからね。
とにかく優勝戦線のトップを走っていた訳ですよね、そんな中で星を落としたとしても優勝戦線には残っている訳ですからね、そういう中で自分が・・・痛みを感じ無いとさっきは言っていましたけど
そういう中で「自分はやれるんだ」というそういう事を言い聞かせたんだと思うんですよね。

聞き手:休むという選択は?
元横綱大乃国:休むという選択は多分無いと思います。
休むんだったら本当に悪ければどうしょうも無いというんだったら休んだと思いますけどね。
ただみっともない相撲は取れないなという気持ちで一杯だったでしょうね。

やくさんどうでしょう?
新横綱としての期待が大きい中での怪我をしてしまったというそんな中で強行出場をしたわけですけど。

やくみつる(漫画家)が思う新横綱の心境

大相撲観戦歴53年
いくつかの背景は有ったと思います。

怪我をしたのが13日目、負けてもなお優勝争いのトップを並走するる状態ですから、欲もありますわね、あと2日頑張れば最大の目標にしていた優勝も近い、で休場の手は無い。

それ以上にこの春場所は自分が主役だという強烈な
あれだけ待望されて横綱に昇進したで場所の序盤と中盤は自分がずっと引っ張って来ている。

自分が休場した場合にお客さんの喪失感を考えたならば、許される選択肢ではないなという事は考えると思いますね。

聞き手:重圧に耐えて重圧に耐え責任に応えようと・・

やくみつる:自分は相撲を取れなくてもなお相撲を見に来てくれている方を優先したのではなかったのではないかと思われますね。

稀勢の里の快挙に高安号泣!優勝した夜横綱のインタビューの内容とは?まとめ

横綱昇進後の春場所で起こった稀勢の里の怪我と場所への強行出場
なぜ稀勢の里は試合に出場する事にこだわったのか?

そして勝つ事にこれほどにもこだわったのか?
それは横綱にしか分からない、男の意地があったんですね。

勝ったとか負けたとか結果でしか今まで見てこなかった自分がちっぽけに思えました。
あまりにも奥の深い意味があった事に本当意味で感動しました。

横綱というと勝って当たり前だと、私達は今まで相撲を見ていました。
過酷な練習と鍛えた体と心が相まって力が発揮するのだと思いました。

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