2017年4月3日放送のクローズアップ現代プラスでは「知られざる最後の3日間」をとりあげました。

2017年3月の春場所で左上腕部に怪我をしながらも強行出場を行い見事に優勝した稀勢の里
なんと4月3日には左大胸筋を損傷している事が発覚しました。

千秋楽には肌色のテーピングだらけだったために紫色に腫れ上がった左の腕も全くわかりませんでしたが、やっぱり!と思いました。

兄弟子の高安さんにあんなに痛そうな顔は見たことがないといわしめていたからです。
しっかり直して次はいつもの正攻法の相撲で優勝してもらいたいものです。

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稀勢の里人気の理由は?

稀勢の里フィーバー何故これまでに注目が集まったのか?
相撲の試合に強いだけからでしょうか?
稀勢の里を知れば知るほど、その人間味に引き込まれていきます。

稀勢の里真っ向勝負と悲願の昇進

稀勢の里の取り組みのスタイルは相手を真正面から受け止めて前に出る正攻法。
そして稀勢の里は新入幕から横綱に昇進するまでに要した場所数は73場所
昭和以降最も遅い昇進です。

大関在位31場所(約5年)
横綱昇進を多くの人が何時か?いつかと待ち望んでいたんです。

19年ぶりに誕生した日本出身横綱

平成10年若乃花が横綱に昇進したのを最後に
貴乃花
アメリカ出身の武蔵丸以降
朝青龍(モンゴル)
白鵬(モンゴル)
白馬富士(モンゴル)
鶴竜(モンゴル)
モンゴル出身の横綱が続き外国勢が横綱の重責を担ってきました。

若貴以来の日本の日本出身の横綱を熱望するファンの声が高まる中ようやく誕生したのが72代横綱「稀勢の里」だったのです。

こうした期待を背負って挑んだ新横綱としての初めての場所。
優勝を争う事になったのがモンゴル出身の大関照ノ富士です。

稀勢の里が春場所で逆転優勝するまでの奇跡

最後の3日間、稀勢の里は自分の相撲のスタイルを貫くか否かギリギリの状況に直面していました。

怪我を押して強行出場を決めた14日目
優勝争いは1敗で並んだモンゴル出身の大関照ノ富士に絞られていました。

稀勢の里の相手は・・横綱・鶴竜
張って左手を差しに行きましたが、稀勢の里2敗
力が入りませんでした。
真正面からぶつかったものの痛めた左腕に力が入らずあっさりと土俵を割ります。
本来の相撲が取れない現実を突きつけられたのです。

照ノ富士の戦い方

一方、優勝を争う照ノ富士
琴奨菊戦
険しい目つきで場内を見渡しています。
実は照ノ富士も前日の取り組みで古傷の左ひざを痛めていました。
琴奨菊戦の様子
(実況)あっと、変わした!
照ノ富士が勝ちました。

真っ向勝負を避けて、相手をかわそうとする変化は、時に批判される事もあります。
照ノ富士の怪我を知らない場内
騒然とした雰囲気に包まれます。

照ノ富士へやじが飛び交います

「恥を知れ恥を」
「照ノ富士 帰れ」

それでも照ノ富士は怪我を言い訳にしませんでした
「最後までしっかりやるだけです。」

田子の浦部屋宿舎
2017年3月26日
照ノ富士に星一つリードされて迎えた千秋楽の朝

カメラは稀勢の里の大きなあざを捉えていました。
前日の夜医師とトレーナーを呼び治療を行った稀勢の里。
勝つためにどのような相撲を取るべきか、考え続けて来ました。
やれることはなんでもやろうという気持ちで土俵に上がった。
なんとか元気なところで・・
うん、何かこう・・・補助しようというか
やれるところだけうごかしてやろうという気持ちでやった。

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春場所千秋楽

行司が横綱・稀勢の里と呼び出します。
逆転優勝を期待する声援の中、真っ向勝負を心情としてきた稀勢の里は・・・

まさかの変化・・・
しかし、立会不成立。

さらにもう一度!
(実況)今度は左に動いた。
突き落とす稀勢の里
照ノ富士、右前まわし
突き落とし!

場内が沸き上がります

勝った!
稀勢の里、並びました!

2度に渡る変化
勝つことに強くこだわった結果でした。

そして迎えた稀勢の里の優勝決定戦

(実況)もろ手突き。中に入った。
稀勢の里の勝ち!見事優勝を手にしました。

苦しみを乗り越えて掴んだ優勝!
千秋楽ではみんなが「君が代」を斉唱します。
歌声の中で一人男泣きする「稀勢の里」

それでも稀勢の里は・・・

本来で言えばああいう相撲にしかならなかったのが自分に悔しいし、ああいう相撲はもうヤラないと決めて。
こういう風に怪我をして勝った事で、喜んでもらっているが
本当は怪我をない体、万全の状態で相撲を取る事が僕の努め。

聞き手:自分のスタイルを変えてでも勝つ事にこだわった稀勢の里、本人はこれを悔しいという風に振り返っていましたけれども、この横綱の葛藤を、親方はどうお聞きになりましたか?

元横綱大乃国:やはり14日目の鶴竜戦でですね、不甲斐ない相撲でで負けましたよね。
そして、あそこで気持ちがまた切り替わったと思うんですよね。
これはいけないという気持ちですよね。
自分でもね、こういう相撲を取ってはいけないという事を言っていましたけどね。
やっぱりそこですよね、そこに横綱魂が出てきたなぁ~と思いますけど。

聞き手:横綱らしい相撲を取るという事も横綱らしさでしょうし、勝つということもまた・・・
元横綱大乃国:そうですよね、あそこまでいったら勝つしか無いと思いますね。

やくみつるのインタビュー

聞き手:やくさんはこの勝負にかけた戦略をどう感じましたか?
やくみつる:14日鶴竜戦の戦いが思ったより悪かったので、事によると千秋楽を休むかなと考えたのですが、それでも尚出てきたのはやっぱり、あの、お客の湧きを見ればね、やっぱり自分を必要としている、そこで考えたのがギリギリの現実的な対応だったと思いますよね。

使えない左意外にどこで勝負するかといった選択肢を考えた時に右上手を取る極めて現実てきな対応を一晩中考えたのかもしれないですよ、考えての相撲ですよ。

劇的な稀勢の里の優勝の陰でその熱狂的が波紋が呼んでいる?

番組に寄せられた声を紹介します。

40代男性の声
稀勢の里は大好きですが「日本人の横綱」ということがクローズアップされ過ぎて違和感がある。

50代男性
ブーイングや相撲道に馴染まない罵声は見苦しいし聞き苦しい。

50代女性
これまで頑張ってくれている
モンゴル出身の力士への心遣いも期待したい。

今回の場所は稀勢の里フィーバーという盛り上がりだったと思うんですけど。

応援のあり方をどう考える?

私も照ノ富士に浴びせられた会場からの心無い野次は許されるものでは無いと思いますが、応援する側のあり方はどう思いますか?
照ノ富士に対してモンゴルへ帰れという声がありました。

やくみつる:照ノ富士に対しての物言いに違和感を覚えた方も沢山いらっしゃるんですね。
ですからこれを機に一回応援そのものを考える機会にしたら良いとおもうんですよ。

ああいった相手を全面的に否定するような、国へ帰れとかという事はもっての他ですけれども、そういう前段階として、例えば稀勢の里に対して手拍子が起きている、あれも実は無粋極まりない行動だと思う。

相撲は個々に自分の応援する力士を呼べが言い訳ですから、これが合唱にようになってしまうと対戦する相手に対しても礼を欠く、ましてや世界中に配信されている訳ですから、お相撲が・・・

合唱のようになってしまうと・・・
日本人の狭量な部分を見せているようで好ましくないんじゃ

相撲界としては?

私達の世界は、礼に始まって礼に終わる。
私達指導者としてはですね、本当に真剣に稽古させて、そしてそれを本場所へ持っていって、それをお客さんの前を持っていくそして、おきゃくさんの目っをワット引きつかせる。
そういう形にもっていければ、少しづつお客さんの形変わって真剣に稽古をして、それを本場所でお客さんに見せる。

何より土俵の上で真剣勝負を見せる。
それが一番大事なことだと思います。
私達も真剣に取り組まなきゃな何なと思いますね。
受け止める側も真摯に受け止めるってことです
そうですね。
これからも稀勢の里です。
力いっぱい声援を送って行きたいと思います。

稀勢の里奇跡の逆転優勝の奇跡とは!その陰で応援のあり方を考えるまとめ

久しく相撲から遠ざかっていました。

その理由はやはり相撲が昔ほど面白いと感じなくなっている事だったのではないでしょうか。
19年ぶりに誕生した日本人の横綱

これを聞いた時になんだかワクワクしてきました。
私は日本の国技である相撲をこれからもしっかりと伝えてくれる人を求めていたのかもしれません。

これからはまた相撲が楽しみになっています。
稀勢の里をはじめ、日本の相撲をこれからも応援したいと思います。

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