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今年の4月に起こった熊本県や大分県を始め九州地方を襲った地震を受けて盛んに取り上げられるようになった南海トラフという言葉。
これだけ頻繁に災害が起こると知らないでは済まされないと感じました。
ちょうどNHKで南海トラフについて取り上げられていたので子供と一緒に視聴して解った事をまとめてみました。

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南海トラフ地震 とは?

南海トラフというのは、静岡県沖から四国九州沖に東西にに伸びる海底の溝のことです。
日本列島は4つにわたるプレートの上に乗っています。
南海トラフはユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境目にあります。

 

境目ではどうやって地震が発生するのか、TVでは断面を見せてくれました。
このフィリピン海プレートはユーラシアプレートの舌に潜り込むようにゆっくりと動いていますその動きに引きずられるようにユーラシアプレートが歪(ひずみ)耐えられなくなると地震が発生するのです。

 

南海トラフ巨大地震は震度7以上の地震が起こり30m以上の津波が襲うといわれています
非常に大きなエネルギーが溜まっている事がわかりました。

 

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南海トラフ地震予測するためにしている事

この南海プレートがどのくらい動いているのか?
今回、海上保安庁が行った調査で初めて計測されました。
南海トラフに装置を沈めて本格的にスタートしたのは2006年です。
10年にわたって調べられたデータが公開されました。

 

この調査のおかげで、東海地方にこれまで知らなかった地震の巣が有ること可能性が見えて来たんです。
世界で初めて南海トラフの海底の動きをとらえた海上保安庁です。
観測を担当したのは海洋情報部の横田裕輔(よこたゆうすけ)さんです。

 

海底局と呼ばれる、赤いコンパクトな形の海底の地殻変動を測る装置で計測します。
これを海底に設置する事で1cm単位でプレートの動きを測る事ができます。
海上保安庁はおよそ100kmの間隔で装置を沈めて行きました。
静岡県から四国九州の沖合まで南海トラフの全域を網羅するよう15ヶ所で観測を続けてきたのでした。
でも、この観測には海中で行う為に課題がありました。

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位置を測るGPSの電波が海の中に届かないのです。
そのためにまず船の位置をGPSで正確に割り出します、次に船から音波を送って装置の位置を確認します。
おかげで位置を正確に把握する技術を確率したのでした。
2016年5月に10年間にわたる海底の動きをまとめて初めて公表したのでした。
其の結果、15ヶ所全ての装置がプレートの沈み込みによって動いている事が分かったのでした。
その観測結果全ての装置が北西の方向に動いている事がわかりました。
最も大きく動いていたのは四国沖で1年間に5.5cm、続いて東海沖も5.1cm動いていました。

 

その一方であまり動いていない海域もありました。
紀伊半島沖や九州沖の観測点でした。
熊野3.6cmと日向(ひゅうが)2.0cm

さらに横田さんたちは海底が動いた距離のデータを元に南海トラフのどこに地震の歪が溜まりつつ有るのかを推定したのでした。
その結果、赤い部分は歪が貯まるスピードが速いエリアです。

 

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南海トラフ地震の津波はどの地域に?

海底がどのように動き、地震がどのように溜まっていくのか?
海上保安庁が世界で初めてプレートの動きの観測することに成功しました。
その結果東海地方にはこれまで知られていなかった巨大な震源域の存在が浮かび上がってきたのでした。

 

さらにこれまで考えられていたよりも大きな津波が起こっていたかもしれない事がわかりました。
三重県の池の底から取り出された2000年前の地層には巨大な津波が起こった事がわかりました。
NHKが津波のシュミレーションを実施した結果、国の最悪の想定が現実に起こる事が解かってきました。

東海地方を襲う津波の脅威

最新データからみえてきた脅威は?
国が4年前に南海トラフ地震の被害想定を発表しました。
被害者は32万人、太平洋側を襲う津波の高さが脅威です。

東海地方に巨大な震源域がわかりました。
東海地方を襲う津波の高さの想定です
地震の規模や進言の場所によってさまざまなパターンを想定した結果高さに幅があります。

愛知県
愛知県田原市で8~22m
愛知県名古屋市4~5m
愛知県田原市9~22m

三重県
三重県津市4~7m
三重県鳥羽市8~27m

静岡県
静岡県静岡市5~13m
静岡県下田市5~33m

東日本大震災を受けて科学的には未解明な部分を含めあらゆる最悪な条件をつみかさね出されたデータです。
この最悪なデータが現実みを帯びています。

 

南海トラフ地震の過去とは?

南海トラフは今までどれだけの間隔で地震が起きてきたのか年表にしました。
文献や言い伝えにより100年~150年に一度歪が解放されてきたことが解かっています。

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京都大学教授の平原和朗教授はこのデーターを見て、これまで年表では地震があったとされていますが、ここで歪は解放されていないのでしょうか?という疑問をいだきました。
実際にはデータが無いので、時系列だけではわからないとしています。
南海トラフで100年、150年これよりももっと長い期間、歪(ひずみ)を貯めこんで大地震や津波が起きる可能性が見えてきました。
過去南海トラフによって起こった地震でどれほど巨大な津波が発生していたのでしょうか?
地層に残された津波の痕跡から手がかりを探す?

高知大学 特任教授 岡村 眞(まこと)さん
海岸近くにある池や湿地を調査してきました、こうした場所はある特別な条件を満たしているのです。
海から絶妙な距離にあるという。
さらにやまに大きな斜面に囲まれているのが特徴です。
しかも全部岩盤なので津波がくるとここがいっぱいに海水が入ってきます。
それと同時に海から運ばれた蓄積物が真水の池に海の物を落としていくというのです。

海の近くのこのような池は津波が押し寄せると海から運ばれてきた土砂などが底に溜まっていくのでした。
岡村 眞(まこと)さんたちは各地にあるこうした池で調査を行っています。
パイプを打ち込んで池の底に溜まった堆積物を地中深くまで採取してきました。

 

これまで調べた池や湿地は東海から九州にかけて30ヶ所あまりです。
中でも三重県南部の池から興味深い堆積物が見つかったのでした。
かんりしてある長い物差し状の堆積物はつなげるとなんと長さが6mにもなります。

 

この中には7300年も前からの堆積物が詰まっているのでした。
この体積物を分析することにより、過去7回ほどの津波の痕跡物が見つかったのでした。

 

1192年前、887年平安時代の仁和(にんな)地震のもと思われる津波の痕跡には海の貝や砂が6cmほど堆積していました。
この事から岡村さんは8m程の津波が襲ったのではないかと考えています。
それよりさらに遡り、およそ2千年前に他とは比べ物にならないほどの津波堆積物の層が見つかったのでした。

 

一回の津波が貯めた堆積物は厚さはなんと60cmです。
仁和(にんな)地震の時に比べると津波堆積物は10倍にもおよびます。
岡村 眞(まこと)さんの調査では高知の池でも2千年前の地層から厚い津波堆積物が見つかりました。
これまで知られていなかったほどの大きな津波が数千年に一度来ていたのではないかと推測されるのでした。

 

岡村眞(まこと)さんによると東北は1000年に1回、高知は2000年に1回という事であれば、それほどおかしな数字では無いと言います。

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南海トラフ地震の被害想定は?

海上保安庁が調べた結果、観測点が大きく動いたのは四国沖や東海沖に見られます。
こうした赤いエリアではプレートが大きく引きずり込まれている為、より多くの歪がたまると考えられています。
新たに見えてきた南海トラフの歪の実態で特に専門家が注目した場所がありました。
それが東海地方の遠州灘の沖合です。

 

左側が従来の観測で推定されていた歪の場所です
今までは遠州灘沖は色が薄く歪はそれほど無いと思われてきました。
ところが今回の最新の分析で赤いいエリアが確認されたのでした。

 

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大きな地震のエネルギーが溜まっている事が分かったのです。
さらにもう一つ専門家が注目したのが赤いエリアの端の位置です。
それはプレートが沈み込む境界ギリギリの場所にありました。

 

地震で歪を貯めたプレートが跳ね上がると津波が起きます。
これがプレートの境界ギリギリで起こるとより多くの海水を持ち上げる為に津波が高くなると言うのです。

 

4年前に国の被害想定を中心になってまとめた関西大学教授の河田惠昭(かわたよしあき)さんは今回の結果は驚きを持って受け止めていると言います。
あれほど明確に分布が出てくると地震の起こり方が非常に現実味を帯びてくるというのです。
そうなるといままで色々仮定してやってきた地震のゆれとか津波の大きさの想定をもう一度やり治す必要が出てくると言うのでした。
現在国の地震調査研究推進本部の医院(元日本地震学会会員)
京都大学教授、平原和朗(ひらはらかずろう)さんがスタジオにきています。
「今までは陸から遠い所はあまり見えなかったと言います。
南海トラフのプレートがどのようにくっついているかもわからなかったのですが、遠州灘沖にあるとわかりこれは衝撃です。
と語りました。

 

これまで言われて来た東海エリア地震とは違う?
遠州灘沖についてはデーターの無い時には江戸時代に起こった地震によりもっと狭い範囲を想定していましたが、これまで言われてきた東海地震より広い範囲だとわかりました。
京都大学教授、平原和朗さんによると、歪が溜まって来ている事が解かってきたら次には何をしたら良いのでしょうか?
歪が溜まってるという言い方には少し問題があり、今は歪がたまる速さやスピードを言っているだけで絶対的にどれだけ溜まっているかはわからないですね。
溜まりつつある状況ですね。
いつこの前、この歪は解放(解消)されたのかとそれからどれくらい経っているかが問題だと分かりました。

 

南海トラフ地震の三重県志摩市の対策は?

数千年周期で起こっている南海トラフの超巨大地震、起こるとしたら一帯どのくらいの津波が沿岸を襲う事になるのでしょうか?
津波の発生メカニズムを研究している
常葉大学 教授 阿部郁夫(あべいくお)さんに、今回新たに解った遠州灘沖合の震源域で津波のシュミレーションをしてもらいました。
その結果、地震が発生すると震源域の海面は20m盛り上がります。
10分後には第一波が東海3県の広い範囲に到達します。
その後10mから20mを超える津波が押し寄せます。

 

国の最悪の高さに匹敵する高さです。
場所によっては想定を超える津波が襲来します。
震源に近く、正面から津波を受ける三重県志摩市では地形の影響で波が複雑に重なりあって国の想定よりも3m高い29mの津波が襲いました。
常葉大学 教授 阿部郁夫(あべいくお)さんによると国の想定と近い、場所によってはそれより少し大きくなったりする津波もでてくるといいます。

 

国の想定は絵空事では無くひょっとしたら近いうちに起こりうる事かも知れないと考えて、色んな対策を考えて備えを実行する必要があると訴えます。

浜島地区の津波避難タワー

阿部郁夫教授のシュミレーションで国の想定よりも3mも高い津波が襲った、三重県志摩市では現在どんな対策をすすめているのでしょうか?
三重県志摩市では4年前の国の想定に基づいて避難場所などの整備に着手していました。
周囲に高い建物が無く津波から逃げ場の無い沿岸部に一昨年完成しました。
更に高台へ避難できるように急な斜面の階段には手すりを付けるなどの対策も進めてきました。

 

津波避難情報をスマホで見られるようにスマートフォンアプリも完成しています。
地図が表示され、赤く表示されるのが津波浸水域です。
誰でも迷わず避難できるよう最寄りの避難所への経路を表示することもできます。

 

三重県志摩市では最新の調査結果を受けて今後、国が想定を変えるのであれば、今進めている対策にも見直しを加える必要が出てくると考えています。
三重県志摩市 地域防災室長 箕浦 勤さんは想定がいまより数字的に大きければ目標をそこに変えていく、できる事はコツコツと前へ進めていくのが一番大切だと思っていますと語ってくださいました。

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釜石の奇跡と言われた津波防災の教育の教訓とは?

いくら災害の対策、津波対策といって防波堤や津波避難タワーを設置しても、日頃から災害に対してもっと意識を持っていないと意味が無いと思います。

東日本大震災の時、大槌湾の根浜海岸近くにある鵜住居小学校・釜石東中学校では日頃から津波について真剣に避難先を考え災害があった直前まで避難訓練などを積み重ねた結果、迷うことなく全員が一丸となり避難でき、避難先でも想定外の事が起きても知恵を絞って更に上へ上へと避難先を求めてみんなが助けあった結果全員助かったと聞いています。

これは津波による被害を受ける可能性が高い事を元々自覚しており専門家の指導をうけていたのでした。
日頃から防災教育を徹底していて、臨機応変に避難できるように訓練をしていたといいます。
災害に遭うわずか1週間前にも避難訓練をしていたと後でききました。
一方では大川小学校のようにほとんど生存者がいないという結果も出ています。
これは避難経路がある、避難先があるというマニュアルが存在するだけでは実践が伴わない事を浮き出しているように思いました。
日頃からいかに災害がいつ降りかかっても避難できるように練習をしてきたか、災害に対して意識してきたかが大事だと思います。

東日本大震災の時も想定外の事が沢山起きていたと言います、想定外の事が起こっても解決できる力も必要だと感じました。
自治体でも地道に対策をこうじていますね。

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南海トラフ地震まとめ

今まで文献や言い伝えでは語り継がれて来なかった巨大津波の痕跡というのが三重県などの池の底からみつかっていますが、千年単位で見るとシュミレーションで見たような最悪の想定というのは現実に起こりうるという事なんでしょうか?
ナビゲターは最悪の事態について教授に質問をします。

 

京都大学教授、平原和朗さんは、今回プレートの動きが分かり、2千年前にも大きな津波があった事も分かりました。
長いサイクルの中で大きな地震が起こるという事は両方の2つの事を考えると、かなり真剣に考えないといけない事ではないかと思います。

 

国の想定は全然データが無い状態で色んなケースをおいて確かめた訳なので、今回データに基いて、何年ぽうレートがくっついていたのか、解らないのですが、場所は解るので想定すればこんな事が起こりうる事が解るので、これは起こりうる事だと言える。

 

国の想定を変えるとまた変わってくるという事になります。
国の想定はデータがあってやった訳でなく色んな仮定をおいてしているので、どのくらいの期間その歪が溜まったのかは解りませんが、それ次第ではまたいろんな想定ができてくると思います。

 

地層の調査、海上保安庁の調査、南海トラフの調査はどんどん進んでいますが何回トラフについて最新の研究で解かって来ますが今後はどんな事が解かってきそうでしょうか?

教授によると今回は大きな成果ではあるが、まだ第一歩である、やっとプレートのくっつき方が解かってきた、ところがまだプレート境界の南海トラフのプレート境界の浅い所そのものには観測は足りてないと分析されました。
さらに観測点を増やすとともに、まだ現在は船を使っていますので連続観測では無いという事を指摘して、ずっとそこにいて観測したい。
現在は年間3回ほどの観測ですので次の南海トラフの地震の前に起こりうる津波としては何時か?解りませんけども南海トラフ地震の前に起こる現象(わりと動きが早い現象が起こる可能性が有ることを指摘)を捉えるには連続で海底が変化していく状態を捉える必要がある。

プレートがくっついている状態が変化していく状態を連続的に捉える必要があると考えています。
そういった研究をこれから進めていかないといけない。
観測点を増やして連続で見ていく事により新たに解明される事が見えてくるであろう。

世界の大地震の記録を調べてみると、大地震の前後の10年間は地震が繰り返されると言う。
確かに昨年にも大分には地震が起こっていたのです。
南海トラフについては、調査が進んで新たなことが解った反面、まだまだ解明されていない点が何点もあります。

いつ起こるかもわからないからこそ、災害を人事だと思わずに自分自信が自覚を持って災害への備えを日頃から準備すべきだと思い知らされました。

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赤ちゃんを育てている方ですら知らなかった液体ミルク
今までは粉ミルクしか無いと思い込んでいて乳児用液体ミルクの存在を知りませんでした。
ところがサキの東日本大震災や春に起こった熊本地震ではこの赤ちゃん用の液体ミルクが大活躍をしています。
災害時にはストレスが付き物です。
そのストレスで大事な母乳が出なくなる場合があるんです。
母乳さえあればと思っていらっしゃるでしょうが、母乳も母体がしっかり栄養を取ってないと出ないのです。
避難生活が長くなるとお母さんにはストレスがかなりたまります。

お母さんの代わりに赤ちゃんにミルクをあげる事もできる液体ミルク
これならお父さんでも赤ちゃんにあげられます。
非常事態にはこんな便利なものもあったね!と頭の片隅にいれておいてください。

 

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地震が頻繁に発生。九州地方の次は鳥取県に震度6弱の地震が発生しました。
備えあれば憂いなし!日頃のからの心構えと準備が大事ですね。
もうここまで来たらいつ地震が来るか解らない人ごとではありません
鳥取県で震度6弱震源地は鳥取中部
巨大地震いつ?備えに東京防災ブックをダウンロードしよう
地震対策グッズと 家具転倒防止して災害に本当に必要な物を揃えよう

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