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雑節のひとつに台風襲来の厄日として恐れられている日があります。
この時期は台風が次々と日本列島に襲来して様々な爪あとを残していきます。
厄日はその名の通りに1年の中で最も運のない日とされている日ですが、その代表的な日が8月の終わりから9月にかけて存在します。
その日がこの夏から秋にかけて季節の変わり目を二百十日(にひゃくとおか)といいます。

 

収穫・結実の時期を迎えた農家にとっては厄日なのです。
時期的にも台風が多く来る時期、災害に備えて準備や対策もしておきたいものですね。

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二百十日(にひゃくとおか)の意味とは

季節の移り変わりの目安となる季節点のひとつで、
立春から数えて210日目になるから二百十日(にひゃくとおか)となっています。

 

この日がなぜ厄日とされているのか、それは8月の終盤から9月の始まりの時期は夏から秋へと気候が変動する時期で稲の穂が出始めるとても大切なじきなのです。
台風で農作物が被害に合わないようにと全国各地では風祭りが行われたのでした。

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風祭りとは

8月の終わりから9月の始めの時期に風害から農作物を守る為に神様に祈願をしたのでした。
正月や2月、4月、7月など祭りの時期は様々です。

 

この時期は南からの熱い空気が徐々に南下し、代わりに北からの冷たい空気も徐々に南下していきます。
熱い空気と冷たい空気がぶつかり合うと莫大な自然エネルギーが発生するため1年の中でも特に荒れやすい天気の周期になります。
日本の8月終わりごろから9月というのは実りの秋と言われるほど食べ物関係において大事な時期です。
例えば漁業においては暑かった夏の海水温が下がり始める時期であるため夏の魚と秋の魚の両方が取れる最盛期になります。
そして農作物においては山の山菜と次年にかけての主食となる小麦やお米の収穫と乾燥の時期になります。
食という部門において最も大事な時期であるのにもかかわらず、この8月終わりから9月の始まりの時期の二百十日は台風の到来数が最も多いため漁業関係や農作関係にとっては大敵な時期なのです。

 

現在のように気象レーダーなどが無い昔は台風が来ているかどうかは分からない状態だったのです。
それでも漁業関係や農作関係の仕事についていた人々にとって、秋の初めのこの時期は収穫量が多くなるうれしい時期であり、油断すると台風などの災害に会い命の危険にもさらされていたと言えます。

 

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野分(のわけ・のわき)二百十日とは

立春から数えて210日~220日頃にふく秋の強風の事を野分(のわけ)といいます。
野の草を分けてふきすさぶ風だという事から名付けられたのでした。
台風が野を分けて、草木を吹き分ける荒々しい風をともなっていたので「野分(のわき・のわけ)」とも呼ばれています。
以前は台風などの秋の時期の強風の一般的な呼び名でしたが現代では雨を伴わない強風を野分と呼ぶ事が増えているようです。

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秋の季語

この野分は秋の季語でもあります。
松尾芭蕉・・・吹き飛ばす石は浅間の野分かな
そこで昔の人たちは9月の序盤は季節の変わり目で荒れやすい天気の周期を後世に伝えるために定められが二百十日(にひゃくとおか)と名付けたのです。

枕草子の一節

野分のまたの日こそいみじうあわれにおかしけれ(野分の吹き荒れた翌日には、本当にしみじみと胸にくるものがあります)
枕草子の一節です。

源氏物語の巻名のひとつ

源氏物語の五十四帖の巻名の中のひとつです。
第28帖・玉鬘十帖の第7帖。野分
光源氏が36歳のときの秋の話しです。
書き出しが8月のある日、激しい野分(のわき。のわけ)「台風」が都を吹き荒れたと記されています。

二百十日と野分のまとめ

二百十日を境目に季節は大きく変わります。
いよいよ夏の気が落ち着いて、万物があらたまる季節となりました。
空気が澄んで上空が清々しいこの頃は、天の川がもっtも見えやすくなるころです。
このしずかな夜半、そっと窓を開けて夜空を見上げるのも一興です。

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