2016年12月5日放送のNHK「あさイチ」は「甘酒」の紹介でした。
甘酒パワー全開になるとっても簡単で年末年始のお客さまにも喜ばれそうなお料理を教えていただきました。
麹にお肉を漬け込んでおくだけであら不思議~もっちもちの美味しい味に仕上がりました。
安い材料で節約しながら美味しい調理することで一段グレードアップした味が味わえます。
安い食品こそ生まれ変われるのです。
目次
甘酒に漬けた鮭のレシピ
スーパーで100円ほどで売られている鮭をそのまま焼いたのと1晩麹に漬け込んでいたものを焼いたものでは味の旨味などが違います。
ジップロックでもタッパーでも、普通のビニール袋でもかまいません。
鮭を甘酒に一晩漬けておいてみてください。
安い鮭が美味しくなったのは麹菌が作り出す酵素のおかげなんです。
甘酒に漬けた鮭の方が脂水分が多いのです
タンパク質やデンプンを分解してアミノ酸に変えるから旨味がアップするのです。
甘酒を混ぜたハンバーグレシピ
ハンバーグの種に甘酒を混ぜて1日置いて焼くとふっくらジューシーになります。
甘酒を混ぜた鶏の唐揚げレシピ
鶏肉を甘酒に一日漬け込んでから揚げるとふっくらジューシーに揚がります。
旨味が上がって食材自体が変化した事にびっくりします。
年末年始に役立つとっておきの甘酒料理です。
甘酒で砂糖代わり手毬寿司レシピ
ポイントはすし飯を作る時に砂糖の代わりに甘酒を使う事
自然な甘さでスット消えるような感じです。
ネタの味がしっかりと強調されます。
ジューシーです。
手毬寿司の材料 | |
米 | 2合 |
酢 | 80 ml |
甘酒 | 90 ml |
塩 | 小さじ1 |
甘酒を使った手毬寿司の握り方
作り方は簡単です。
大きく切ったラッブの上にネタと一口分の酢飯を乗せます。
形を整えながら絞れば良いのです。
これだけで完成です。
お子さまでも一緒に簡単にできます。
味は?
酢がチクっと来ません!
柔らかです。
酢角をとると言います。
普通なら酢のツンとするところを甘酒の甘みがさりげなく取ってくれます。
甘酒を混ぜた鶏団子鍋レシピ
お子様も大喜びするお鍋です。
鶏もも肉のミンチにネギのみじん切りと生姜、甘酒大さじ1と塩少々を加えて混ぜ合わせます。
鶏だんご鍋材料 | |
鶏もも肉ミンチ | 250g |
ねぎ(みじん切り) | 大さじ1 |
しょうが(みじん切り) | 小さじ1 |
甘酒 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1 |
昆布だし | 1㍑ |
鶏肉はもも肉でなくても良いです。
甘酒の酵素が鶏肉の酵素を分解してくれるのでフワフワ鶏団子になります。
しっかりと混ぜ合わせましたら袋に入れて冷蔵庫で1日寝かす。
時間が無い場合には常温で4~5時間でも良いです。
鶏の手羽元もビニール袋に入れて塩でよく揉みます、甘酒大さじ2を加えます。
1日冷蔵庫に寝かします。
手羽元 | 4本 |
甘酒 | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
お鍋の温度で注意点
手羽元と昆布だしを鍋に入れたら中火より弱い火力でジワジワ温度を上げます。
酵素が一番元気に働く温度は55度~60度です。
しわじわ温度を上げる事により沸騰する前に酵素のパワーで甘みと旨味を出し切ってくれるのです。
煮立った所に入れると甘酒の酵素が消滅してしまうので注意して下さい。
冷たい状態なら(酵素は)まだ生きているのです。
鶏団子を鍋に入れる時の注意点
一旦火を止めて下さい。
くれぐれもぐらぐら煮立てないで下さいね。
さてさて鶏だんご鍋の完成です。
小鉢にすくって塩を少々振りかけて召し上がれ。
つなぎ無しで鶏の旨味もギューっと詰まっています。
この柔らかさです。
手羽元にも驚きです。
ぷるっぷるっです。
鶏臭さも無いです。
お出しもとても良く出ています。
雑炊とかうどんを最後にするととても美味しいです。
鶏団子鍋のタレにも甘酒を
鶏団子鍋を取り皿に入れる時に、ポン酢に甘酒を大さじ1位入れても良いです。
美味しいです。
玉子焼きに甘酒
いつもの卵焼きに甘酒を入れてみませんか?
もし砂糖を使っているのでしたら甘酒を入れる事で甘さがスッキリします。
甘み控えめで卵の旨味が引き立ちます。
甘酒を使ったスイーツ
ロールケーキのスポンジやクリームの中に入っています。
プリンも甘酒で味つけしています。
クッキーに使うと生地がしっとりと仕上がります。
甘酒は江戸時代の砂糖
その昔砂糖は貴重だったので庶民が気軽に楽しめる甘みだったのです。
元々は冬の飲み物でしたが栄養豊富なために夏バテに効くということでいつの間にか夏の季語になったのです。
東京神田にある甘酒屋
東京都神田に江戸時代から170年続く甘酒屋があります。
甘酒屋に嫁いだ天野姉妹
姉は天野寿美子さん83歳
妹は天野史子さん69歳
この店に嫁いで来て半世紀以上になる看板姉妹です。
お二人とも申告された年齢には思えないです。
肌が綺麗。
江戸時代から続く甘酒作り
製造責任者 天野亀太郎さん
地下約3mの深さにある米麹を作る室(むろ)
米麹を育てる室は温かい
一年を通じて温度と湿度が安定している為に米麹を育てるには最適な環境なんです。
室の温度は約20度です。
米についた菌を繁殖させて米麹を作ります。
でき上がった米麹を蒸した米と混ぜ合わせます。
60℃10時間でさらに常温で2日間発酵させたら甘酒の出来上がりです。
美味しそう!
とっても甘いまるでジャムのような甘酒ができました。
疲れがとれます。
甘酒のおかげです。
甘酒屋さんなのでお子様の離乳食にも使われたそうです。
それだけ安全性が高いものだとアピールしているかのようです。
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