毎年、エアコンを使う季節になると、エアコン内部の汚れやカビなどが気になるという人は多いことでしょう。
エアコンを本格的に使う時期になる前にエアコンのフィルター掃除は必須です。
エアコンの掃除は梅雨前にしたいものです。
一般的に、エアコンの掃除というと、フィルターを取り外して、水洗いをする程度と考えられているかもしれません。
ところが、エアコンの内部はカビが発生しやすいので注意が必要です。
エアコンの臭いはカビかも?
エアコンのフィルターには埃が詰まるとカビの温床になります。
カビの胞子が部屋中に拡散されてしまいます。
なんだかカビ臭くない?チョット匂うと思った時には既に遅し、すでにカビがばらまかれてしまった後だったりするんです。
かと言って、エアコンクリーニング業者に掃除を依頼すると、意外と高額な料金がかかってしまいます。
この時期はおもうようにクリーニング業者の予約も取れないかも知れませんね。
それに、家中の複数のエアコンの掃除となると、その台数分の費用がかかってしまうことから、悩んでいるうちに時間だけが過ぎる事になってしまうでしょう。
料金の事を考えるとなかなか業者に依頼するのは勇気がいるものです。
掃除は業者に任せれば確かに時間も助かるでしょうが、なんせお金がかかります。
そこでなんとか、エアコンクリーニグ業者の基本テクニックを理解すれば、自分でもエアコンのカビを掃除することは可能なんです。
そのためには、いくつかのポイントが大切となってきますので、しっかりと把握してカビを撃退したいものです。
エアコン掃除を自分でする時の道具
エアコンの掃除を自分でしようと思い立ったら直ぐに道具を揃えましょう
家の中にあるもので極力すませたいと思います。
大きめのビニール(ゴミ袋で代用できます)
サランラップ
マスキングテープ(セロハンテープで代用できます)
掃除機
歯ブラシ(使い古しのもので良い)
エアコン洗浄スプレー(ホームセンターでエアコンの洗浄スプレーは1本500円~600円程で販売されています)
雑巾
エアコンの掃除を自分でする手順
1.掃除ができるように養生する
2.エアコン本体回りの掃除
3.エアコンカバー取り外し
4.フィルター取り外し掃除
5.全面パネルに自分で洗浄スプレーをかける
6.黒いカビをブラシで除去
7.再度洗浄スプレーをかけて乾燥させる
掃除ができるように養生する
エアコンの掃除をする時に床や壁がよごれる場合があります。
壁やエアコンの基盤の大事な部分をビニールで覆う事を養生を言います。
床にはビニールシートを敷いて下さい
なければゴミ袋で代用できます。
エアコン本体回りの掃除
エアコンは部屋の高い所に取り付けられているので普段なかなか掃除が行き届きません。
エアコン本体の回りが埃だらけの場合があります、まずはさっと雑巾で本体回りの掃除をしましょう。
吹き込み口はアルコール剤を染み込ませた綿棒などで拭きましょう。
フィルターの裏側から水を流すと、ほこりが取れやすくなります。
目詰りもしにくいでしょう。
エアコンカバー取り外し
しかし、それだけでは内部の掃除にはなりません。まずは、エアコン表面のプラスチック製のカバーを取り外すことから始めます。たいていの場合には、ねじで数か所止められています。
そして、エアコンの冷却ファンを露出させるようにします。
エアコンのファンは、銀色の部分ですが、とても繊細に作られているので、指で触ってしまうと変形してしまうことにもなるため注意が必要です。
そして、その横にある、電気の基盤部分は、サランラップやマスキングテープで覆って傷まないようにすることを忘れないようにしましょう。
基本的に、エアコンは、通常使用していても、常に結露が生じているようなものなのです。
ですので、基盤部分を水が入らないようにしっかりとサランラップやマスキングテープで覆ってしまえば、その他の部分は水がかかっても大丈夫です。
フィルター取り外し掃除
エアコンのフィルターは自分で簡単に外せます。
一枚に一体型になっている場合と、左右2枚に分かれている場合がありますのでどちらに戻すのか確認して外してみま
しょう。
エアコンのフィルターの掃除はまず掃除機で大雑把に埃だけ吸い取ったら中性洗剤でざっと洗い流しましょう。
洗剤が無い場合は水洗いで十分です。
洗面所やお風呂場でシャワーを使うと早く落ちます。
冷却ファンに自分で洗浄スプレーをかける
スプレーから泡が飛び散る事がありますので慎重に狙いを定めてスプレーしましょう。
一人で簡単にできます。
洗浄スプレーをエアコンの冷却ファンにまんべんなくかかるようにスプレーしましょう。
大型のエアコンや、冷却ファンの汚れがひどい時は、1本ではチョット足りない場合があります。
2本組を購入しておくと割安ですし、1本で足りない場合は便利でしょう)
エアコンの冷却ファンの洗浄はこれで終了です、意外と簡単でビックリしました。
洗浄した水は外のホースから排出されるので、部屋は汚れません、ホースから水が流れても良い状態にしておいて下さい。
エアコンのホースの途中で詰まっている場合があります、ちゃんと汚れた水がホースから流れ出ているかも確認しておくと良いでしょう。
汚れた水がでているので冷却ファンの洗浄ができたんだと実感できます。
黒いカビをブラシで除去
カビだらけだった冷却ファンが綺麗になるとところどころに黒いカビがついているのが気になります。
使い古しの歯ブラシで取ってみましょう。
細かく手が入らない所です、割り箸の先にガーゼなどを輪ゴムでつけて取ってみても良いでしょう。
再度洗浄スプレーをかけて乾燥させる
細かいカビも取れたようでしたらざっと洗浄スプレーをかけておきましょう。
後はしばらく10分ほど放置します、冷却ファンが乾燥するのを待ちましょう
今後のメンテナンスとまとめ
エアコンのフィルターについては、頻繁にエアコンを使うようでしたら1ヶ月に2回ほどを目安に掃除機であらかたの埃を吸い取り、洗面所かお風呂場で水洗いしましょう。
梅雨になってしまっても構わないのでエアコンの掃除は済ませてしまいましょう
これからは気温も高くなり湿気が多くなるのでエアコンを頻繁に付けるようになると思います。
その度に嫌な臭いとカビを撒き散らしているという思いをするくらいでしたら思い切って自分で掃除をしてしまいましょう。
業者にお願いすると1台安くても1万円はかかります。
家に4台あると4万円、かなりの出費ですね。
でも何年か後には専門家に診てもらうのも良いでしょう。
とりあえずは家族の健康と幸せの為にエアコンの洗浄スプレーでエアコンの掃除だけはしましょうね。