えのき茸というとたいした栄養もなさそうに見えますが、お味噌汁の具とか冬のお鍋に入れるものだとばかり思っていました。
少し安い時に欲張って大目に買ってはみたものの、鍋でもしないかぎりそんなに大量にも味噌汁に入れなかった為に冷蔵庫の中でしおれてしまう事もしばしばでした。
所がこの取り得のなさそうなえのき茸がダイエットや糖尿病の予防に良いと解かってからは積極的に食べるようにしていました。
えのき茸のうまみが凝縮されたえのき氷
えのき氷にはえのき茸の濃厚なうまみがたっぷり入っています、お味噌汁に入れるとびっくりするほど美味しい!
えのき氷を入れる前と後ではお味噌汁の味がぜんぜん違います。
えのき氷は料理にとろみをつけることもできるので調味料として使って色々な料理に使えそうです。
えのき氷のダイエット効果
えのき氷を毎日使うことで体の代謝が活発になります。
ダイエットや美肌に効果がありそうです。
えのき氷の効果の期間ですが、毎日料理に少しずつ入れて細々と続ける事が大切なように思えます。
えのき氷の免疫力調整効果
2015年8月26日に東京農業大学のキャンパスで行われた「えのき氷」による免疫力調整効果に関する研究発表で「免疫力は高ければ高いほど良いと思っている方が多いが、それは大きな間違いです。」と江口文陽教授に解説していただきました。
人間の体に備わっている免疫システムの中でもウイルス感染細胞や腫瘍細胞の増加を抑制するT細胞やNK細胞が、えのき氷を食べることで増加することが確認されました。
えのき氷の免疫賦活効果
さらにT細胞やNK細胞は異常に増殖するのではなく、基準値の範囲内でその率が高まる免疫賦活効果も確認されました。
さらに多くの人が悩まされている花粉症についても花粉症になることで増加する「Ig・E」やリウマチ・膠原病で上昇する「IL・5」は低下する効果が確認されました。
免疫力も高めるので花粉症の改善にもいいですね
えのき氷に含まれる成分は免疫機能を調整し、高いほうが良いけれども、高すぎない正常値の範囲内で調整してくれるすばらしい力を持っていることが人や動物の試験から確認されました。
えのき氷のキノコキトサン
えのき茸には他のきのこよりキノコキトサンと呼ばれる成分が多く含まれています。
キノコキトサンは体脂肪を燃焼する効果が認められ、さらに摂取した油分の約50%の吸収を抑制する効果もあります。
さらにえのき茸には多くのトレハロースも含まれていて肌の乾燥を抑えシワも予防する効果があります。
ところがえのき茸は細胞膜が硬く、有効成分が閉じ込められているため体内で消化しにくい性質を持っています。
えのき茸をミキサーで粉砕してえのき氷にすることで健康に役立つ成分を余すところなく摂取することができます。
えのき氷の作り方
材料
えのき茸 300グラム
水 400cc(2カップ)
作り方
えのき茸の根本部分(=石づき)切り取り、ざく切りにします。
石づきの部分は使いません。
ミキサーにこの材料を入れて攪拌(かくはん)します。
鍋に入れて、半分の量になるまで煮詰めます。
熱を冷ましてから製氷皿に入れて冷凍すれば出来上がりです。
濃厚なうまみがたっぷり含まれているので、お味噌汁や煮物の味付けに使ったり、パスタや肉料理、魚料理のソースに使うと驚きの美味しさです。
えのき氷まとめ
・免疫力調整効果でウイルス感染、腫瘍、花粉症、リウマチ、膠原病の5つの効能があり予防効果に期待。
・免疫賦活効果で高すぎない範囲で免疫機能を高めます。
・キノコキトサンが多く含まれ体脂肪を燃焼させ油の吸収も抑えます。
・作り方は簡単なえのき氷。
(1)えのき茸をきざんで水と混ぜてミキサー。
(2)煮詰めて半分になったら冷やす。
(3)製氷皿に入れて冷凍すれば出来上がり。
・えのき茸の硬い細胞膜をミキサーで壊してえのき氷にすることで有効成分を吸収しやすくなります。
普段はなにげなくコケ類の一種として食べていただけの「えのき茸」ですが、こんなに身体に良い事があるなんて、効果の期間を試す為にもぜひ、少しずつでも食べ続けてその効果を見届けていただきたいものです。