2016年11月10日放送の【昼飯旅】は石川県金沢市でした。
(関東地区では2016年9月21日に放送されたものです)
江戸時代に加賀百万石の城下町として栄えました。
今でも情緒あふれる町並みが数多く残っています。
11月6日に解禁になったズワイガニやのどぐろなど日本海の海の幸の他にかなざわのブランド野菜の「加賀野菜」五郎島金時、打木赤皮甘栗かぼちゃ(うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ)などこの季節ならではの極上のグルメが目白押しです。
今日は金沢の奥座敷と呼ばれる有名な湯涌温泉や 贅沢な能登牛も登場します。
魅力いっぱいの金沢を調査してくださるのはインパルスの堤下敦さんです。
あなたの昼めし見せてください!
石川県金沢市
北陸新幹線の開業で東京から2時間40分と距離が近づきました。
関西からはサンダーバード(特急列車)で約2時間です。
金沢駅
世界で最も美しい駅の一つにエントリーされている金沢駅も御覧ください。
金沢市民の台所
兼六園へ行く途中に昔から金沢市民の台所と呼ばれる近江町市場があります。
ここでは11月6日に解禁されたばかりのズワイガニはもちろん、錦織圭選手が日本に帰ったら何が食べたいで有名になった「のどぐろ」もございます。
ちなみに錦織圭選手は鳥取出身なので境港ののどぐろですが、石川県では能登ののどぐろが有名です。
兼六園
加賀藩主の庭です
日本三大庭園と言われ岡山県の後楽園、水戸の偕楽園と並んでいます。
金沢駅から徒歩で焼く30分、駅前から兼六園下のバス停まで約10分で兼六園に到着します。
兼六園で兼六亭でご飯調査
兼六園のお食事処を調査
兼六亭
土産ものと軽食のお店です。
兼六園の中にあります。
元祖じぶそば
金沢の郷土料理(治部煮)をおそばの上にのせたものを「じぶそば」と言いいます。
兼六亭では治部煮をあたたかいお蕎麦(そば)の上に乗せたじぶそばが名物です。
この兼六亭が元祖なのです。
兼六亭にはお蕎麦が3種類
温かいタイプ、冷たいタイプ、つけダレタイプです。
治部煮とは?
そもそも鴨肉に小麦粉をまぶしてとろみをつけて季節の野菜と一緒に煮込んだ煮物です。
薬味にはおろしたわさびをこんもりと煮物の一部に乗せます。
鴨肉は高価なので鶏肉で普段は代用しています。
あなたのご飯を見せていただきたいんですけど
人様に見せられるようなご飯では・・・
お店の方は全員お弁当持参しています。
従業員の田中美穂さんのお弁当拝見
兼六亭にお勤めして8年になるという田中美穂(28歳)さんのお弁当をみせていただきます。
更衣室へお弁当を取りに行きます。
その間に下堤さんは名物の「つけ汁そば」を注文しました。
可愛いスヌーピーのお弁当箱の中身は
ゆかりの振りかけご飯
きんぴら、卵焼き、ハムカツ、ちくわにミニトマトと色とりどりのおかずです。
田中美穂さんはミニトマトが大好きで必ず入っているそうです。
おいしいです。
そこで注文の注文のつけそばが出てきました。
田中さんと一緒に食べる事に
名物つけ汁そば美味しそう!
とろみのついた鶏肉が入ったつけ汁にお蕎麦を入れていただきます。
どんなお味なんでしょうか?
どろみがついていて美味しい
わさびも効いてますね!これはおいしい
快くお弁当を披露して下さった兼六亭の従業員田中美穂さんありがとうございます。
これからもその素敵な笑顔で兼六亭に来られるお客さまを迎えてくださいね!
ほがらか村加賀野菜
金沢のブランド野菜「加賀野菜」直売所でご飯調査です。
JA金沢市農産物直売所です
地元で人気に直売所です。
野菜・果物・米など地元の農産物を販売しています。
加賀れんこんを発見
冬にかけて身がつまりますます美味しくなります。
生産量が少なく全国にあまり流通しないので希少です。
地元の人は加賀れんこんを良く食べます。
金沢市のれんこん消費量は
なんと金沢市はレンコンの消費量が日本一なんだそうです。
加賀れんこんの生産者に話をご飯を見せてください
宮野徹さん54歳にお願いした所快諾
車で10分の宮野さんのご自宅にお邪魔しました。
奥様がまだ納屋で作業をしているということで覗いてみました。
奥様の則恵さん53歳とお母さんの外代子さん78歳が作業をしていました。
レンコンをすりおろした料理
粘りが決めての郷土料理
おろしレンコンのみそ汁&ハンバーグ
加賀れんこんをすりおろしたアイディア料理を披露してくれました。
れんこんを使った郷土料理が続々と登場です。
水で洗ったレンコンの皮をむきます。
おろし金でレンコンをおろします。
つなぎを入れずに手で丸めてお湯に投入します。
なんとぷりぷりのお団子が茹で上がります。
加賀れんこん
粘り気が強くでんぷん質が通常よりも多いのが特徴です。
すりおろし熱を加えると固まってプリプリした食感になります。
加賀れんこんのだんご汁
茹で上がった所にかつお出し汁とみそで味を整えます。
最後にあさつきを入れて彩りもキレイです。
宮野家の本日のお昼ご飯は?
加賀れんこんの煮物
れんこんのサラダ
れんこんハンバーグ(和風きのこソース添え)
パン粉などのつなぎは一切使っていません。
ひき肉・卵・塩・こしょうのみです。
ふんわりシャキシャキとした食感が楽しめます。
堤下敦さんも一緒に食べさせていただきました。
堤下さんがすりおろしたれんこんを入れた味噌汁も美味しい!
レンコンなのにお餅を食べているような感じです。
レンコンが好きな則恵さん、いつもにこやかにレンコン料理を作ります。
ご主人が日頃の奥様への感謝を口にします。
かみさんの手伝いがあってからこそ農業ってやっていけると思うんです。
お子様達は(レンコンの生産)やられないんですか?
現在愛知県在住の長男大輝さん25歳と東京都在住の次男の海斗さん23歳は成人をしてそれぞれ仕事を持っています。
本当は伝統あるかがれんこんを一緒に作って欲しいのですが、普段は照れくさくて言い出せないそうです。
食卓から頼むよ~!と冗談めかして言っています。
これからも美味しい加賀れんこんをつくり続けてください。
いつの日かれんこん農家を継いでくれると本当に良いですね!
湯涌温泉
1300年の歴史があるという湯涌温泉へ
山間の地域に有るためにかなざわの奥座敷と呼ばれています。
代々の加賀藩主の隠れ湯治場だったとか。
足湯があると聞いてお邪魔しました
地図の看板を頼りに歩く事5分
湯涌温泉「白鷺の足湯」に到着しました。
無料で楽しめる足湯です。
早速足湯をすると熱く無くて丁度いい感じです。
とても気持ちよさそうです。
すると「こんにちは」と声をかけてきた感じの良い青年
「何をされているんですか」
こちらの方ですか?
「こちらで温泉旅館やってます」
「もしよろしければ、全身つかって頂く事もできます」
声をかけてくれたのは近くの旅館の若旦那をしているという宇野太祐さん35歳でした。
創業250年老舗旅館へ案内
極上の露天風呂がありました。
能登牛を贅沢に使った豪華あなまかないが登場します、
旅館の若旦那に連れられてやってきたのは「あたらしや」という老舗旅館でした。
名前とは裏腹に創業250年の湯涌温泉では一番の老舗旅館でした。
12代も続く老舗旅館なんです。
お客さまにはゆったり過ごして頂く為に部屋数は8部屋のみです。
一泊2食付き大人1名16500円~
現在は宇野太祐さんのお母様である女将さんの昌子さんと弟さんの料理長・良平さんと一緒に切り盛りしています。
弟良平さんイケメンです。
京都の割烹で修行して経験を積みました。
本格的な料理が評判です。
自慢の温泉を拝見
露天風呂「風の湯」は湯涌温泉の源泉をつかっています。
湯涌温泉の極上の湯が堪能できます。
下堤がお風呂えお頂く事になりました。
湯治場と書いてありましたが色々と効くんですか?
内臓系はもちろん、慢性疲労などに効きます。
若旦那の昼飯は?
創業250年老舗旅館の名物女将が作る贅沢!能登牛の牛丼
歴史ある旅館の女将をしながら5人のお子さんを育てたという女将さん
食事に時間をかけていられないといつも直ぐに出来るものをまかないにしています。
この日使ったのは地元石川県の能登牛の切り落とし
今日はたまたま材料が余ったんだとか
ここで若旦那の結婚の話に
お母さんそろそろ息子さん結婚して欲しいですね?
そうですね~
でもあれですよ!
結婚すると嫁さんが大変だからと優しい気遣いもありましたよ。
弟さんはご結婚されてるんですか?
はい
一番下の子は高校生?
こうなってくるともうプレッシャーですね。
能登牛の牛丼
能登牛
玉ネギ
生姜
砂糖
出し醤油で甘辛く仕上げました。
柔らかく上質の能登牛を贅沢に使った牛丼です。
美味しそうです。
堤下さんもご厚意で一緒にいただきました。
堤下敦さんは100点満点と点数を付けます。
どうしても結婚問題に話が戻る
12代目狙いで旅行に来てもいいってことですね急にモテだすかも
どうかこれからも歴史ある旅館を守ってくださいね。