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出典:海上自衛隊

海上自衛隊の最新型潜水艦の内部を「サンデーLIVE!!」の東山紀之が取材

放送日時は1月7日のAM5:50からテレビ朝日で放送
一部地域ではAM6:20から放送

主な内容
潜水艦けんりゅうの最強の魚雷とは
名物海軍カレー

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日本近海の緊迫した情勢

九州南部から沖縄諸島、尖閣諸島、台湾、フィリピンを結ぶ線を第一列島線と呼びます。

第一列島線の西側は大陸棚で海の深さは300メートル程度で潜水艦が隠れるには不都合な深さです。

沖縄の東側から水深が急に深くなるためここに原子力潜水艦が隠れると見つけるのが難しくなります。

中国の港を出発した原子力潜水艦は深い海に隠れる前に、日本やアメリカの対潜哨戒機や潜水艦、センサー付き海底ケーブルなどの哨戒網で発見され追跡されます。

南さ諸島の浅瀬を埋め立てて領有権をゴリ押ししてくるのも、南シナ海は水深が深く潜水艦が隠れやすいため内海化したい思惑があります

潜水艦けんりゅうとは

海上自衛隊の最新型潜水艦、そうりゅう型の4番艦です。

日本の潜水艦はすべて神戸で製造されています。

製造メーカーは三菱重工業と川崎重工業です、どちらも工場は神戸にあります。

テロの危険を考えれば、別の場所に分散すればいいのにと個人的には思いますが、潜水艦の製造には高度な技術が必要で、

製造できるのは三菱重工業神戸造船所と川崎重工業神戸工場だけです

サンデーLIVE!!が取材した潜水艦けんりゅうは呉基地に配備されています。

そうりゅう型潜水艦の特徴

そうりゅう型潜水艦の特徴は船尾のX舵です。

おやしお型までは垂直舵と水平舵の十字ですが

そうりゅう型から斜めに舵が付いていてX字になっています。

素人でも舵を見れば一目でそうりゅう型と見分けがつきます。

原子力潜水艦と通常動力潜水艦の違い

通常動力潜水艦は動力源としてディーゼルエンジンと蓄電池+モーターを使用します。

海上を航行するときはディーゼルで、海中を航行するときはモーターでスクリューを回します。

長時間、海中を航行すると蓄電池の電力が無くなってしまうので定期的に浮上し、

ディーゼルエンジンで発電機(モーター)を回して充電を行います。

潜水艦は隠密性が最大の武器ですが、海上に浮上したりシュノーケルを海面に出すと所在がすぐに露見してしまいます。

潜水艦の動力に原子炉を使うことで潜水艦の性能が飛躍的に向上しました。

原子炉は酸素を使わないため海中を長期間航行でき、乗組員の呼吸に必要な酸素も電気分解で生成できます。

数ヶ月の連続潜航が可能です(乗組員のストレスを考慮して2ヶ月程度の連続潜航)

原子炉は停止中も発熱するため、冷却水の対流があるので騒音をゼロにすることが難しいです。

そのため静粛性の点では通常動力潜水艦のほうが有利です。

アメリカでは原子力潜水艦の登場で性能が飛躍的に向上したため通常動力潜水艦の運用をやめてしまいました。

日本は原子力潜水艦は保有せず、通常動力潜水艦の性能向上に努めました。

連続潜航時間、潜航深度、静粛性などの点でそうりゅう型は優秀な潜水艦となっています。

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潜水艦の性能は最高機密

潜水艦の性能はトップシークレットですが、一部のデータは公表されています。

潜水艦けんりゅう(そうりゅう型)
動力:ディーゼルエンジン
鉛蓄電池+スターリング機関

海中では酸素を使用しないスターリング機関と鉛蓄電池の電力で航行します。

リチウムイオン蓄電池は高価なため搭載できませんでしたが、スマートフォンなどで使用され量産効果で価格が下がってきたため

そうりゅう型の11番艦以降では鉛蓄電池とスターリング機関の変わりにリチウムイオン蓄電池を搭載しました。

潜航深度:非公表です

某有名ブログで深度900mとの考察がありますが、非公表なので確かめようがありません。

潜水艦けんりゅうの最強の魚雷とは

89式魚雷
誘導方式
アクティブ/パッシブ・有線誘導が可能

深度900m

射程距離
50キロメートル(40ノット時)時速76km/h
39キロメートル(55ノット時)時速104km/h
※1ノット=約1.9km/h

最大の特徴は深度900mまで水圧で壊れないで動くことです。

潜水艦に魚雷攻撃された水上艦が対抗魚雷を発射して迎撃する戦術がありますが、

89式魚雷が深度900mで使用されると迎撃するのが大変難しいです。

(迎撃側の魚雷が深深度に対応していないと水圧で壊れてしまいます)

もしも核魚雷が使われたら・・・いや、何でもありません

潜水艦の内部を艦内見学できる

海上自衛隊では最新型の”そうりゅう型”と1世代前の”おやしお型”を運用中です。

2世代前のはるしお型はすべて除籍しています。

JR呉駅の近くに海上自衛隊呉史料館があります。

3世代古い、ゆうしお型の潜水艦が陸揚げされて「てつのくじら館」として艦内見学できます。

私も中を見学したことがあります、外から見ると大きく見えますが、艦内に入ると狭いです。

ゆうしお型とそうりゅう型の大きさの比較

ゆうしお型
潜水艦あきしお
基準排水量
2,250トン
1986年竣工
2004年除籍
現在は史料館として展示中

そうりゅう型 就航中
基準排水量
2,950トン
2012年竣工

艦内の通路や乗組員のベッドなど窮屈で私には潜水艦勤務は無理と思いました。

窮屈な潜水艦勤務で楽しみは食事だけ、そのため食事は美味しいと評判です。

海軍カレーは海上自衛隊の名物です

海軍カレー(海自カレー)と呼ばれていますが、護衛艦や潜水艦ごとにカレーのレシピも異なります。

例えば、同じ呉基地所属の護衛艦「かが」のカレーは金沢風の黒カレーです。

さて、潜水艦けんりゅうの名物カレーは「ソードドラゴンカレー」

けんりゅう⇒剣竜⇒ソードドラゴン

そのまんまですね!

鶏ガラを使ったシーフードカレーですが、公式認定されたレストランで「ソードドラゴンカレー」を食べることができます。

店名:りゅう
場所:呉市中央1丁目9-12
JR呉駅から徒歩3分

 
 

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