この夏もテレビでは熱中症の話題が多く放送されるようになりました。
熱中症の症状でも重症になると死に繋がるケースもありますので、
熱中症をしっかり理解して重篤な事態にならないように注意していただきたいと思います。
熱中症の症状で頭痛が翌日にもある?
熱中症にかかり症状が重くなるとめまいや頭痛や吐き気が現れます。
この時に頭の痛みに耐えられなくて頭痛薬を飲む方がいますが、頭痛薬を飲んでも熱中症を治す事は出来ません。
熱中症による頭痛の時には薬には頼らないで熱中症の治療を行いましょう。
頭痛と吐き気が続く時は、水分補給をして身体を冷やして休むようにしましょう。
衣類をゆるめ楽な姿勢にする。
その後必ず病院を受診しましょう!
頭痛の原因は?
これは実は脱水症状による熱疲労が原因なんです。
もしも、症状が出た直後でしたら、むぎ茶など水分を十分補給してください。
涼しい場所に移動してアイスノンなどで首筋や脇の下などを冷やしてみましょう。
安静にしていると徐々に頭痛は治まります。
熱中症の症状とは
わりと皆さん知らないのですが、熱中症というのはかかった当日の水分不足から起こるものではありません。
実は数日前からの水分とミネラル不足が原因なのです。
人間の身体は体温が上昇すると汗をかいて体温を下げようとします。
このかいた汗の中には水分だけではなく、体内の調節機能をになっているミネラルという成分も含まれているのです。
もしも、大量に汗をかいた場合は身体に必要なミネラルもたくさん失われてしまうのです。
そうなると、身体の内蔵や筋肉などの機能を正常に保てなくなり熱中症を発症してしまうのです。
その熱中症にも何種類かありますので簡単に説明させていただきます。
熱疲労
大量に汗をかいて身体が脱水症状になり熱疲労の症状が見られる。
悪寒・嘔吐
頭痛
全身倦怠感
熱失神
炎天下で長時間にわたり活動をしていた時に汗を大量にかいた時に脱水症状を起こし、体温を下げようとします。
そのときに、身体の体温を下げる為に毛細血管を広げ、体温を下げようとした時に脳への血液量が減ることから立ちくらみやめまいなどが起こります。
さらにひどくなると吐き気引き起こします。
熱けいれん
炎天下で長時間運動をしたり、大量に汗をかいた時に多量の水分補給をすると起こるけいれんです。
スポーツ選手や、屋根職人のように洋服を何枚も重ね来ている為に多量の汗にきづきにくい方の他にランナーやテニス選手のように、汗により失われた塩分が長時間補給う出来ない場合に起こります。
この時発熱は無いのですが、熱けいれんになると手や脚やふくらはぎ、ふとももなどの筋肉に生じる強い収縮の事です。
熱射病
熱射病は他の熱中症よりも深刻です。
高温のもとで長時間運動をしたり作業をしていると大量の汗をかいて、体内の水分や塩分が不足してしまい、身体の体温の調節もできにくくなる症状です。
室内は夜間が危ない
今まで説明してきた熱中症は炎天下で起こるものばかり説明してきました。
所が熱中症は屋外ばかりとは限りません。
屋内にいても深夜や早朝など時間を問わずに発病するのです。
マンションでも最上階に住んでいる方、2階建ての一軒家でも2階に住んでいる方は特に気をつけていただきたいと思います。
昼間の直射日光がマンションや一軒家の屋根を通して蓄熱している為に熱が夜中に部屋の中にこもり、熱中症が発症しやすいのです。
熱中症の対策方法は?
こまめな水分補給が必要です。
この時には十分な水分とミネラルを補給する事が必要ですが、ミネラルや水分は血液内に吸収された時にしか効果が無いので熱中症を予防をする為には水分の他にもミネラルもこまめに補給するようにしましょう。
ミネラルは何を摂取した良いの?
ミネラルは家にある梅干しや塩あめや、昆布などの食品から簡単にとることができます。
むぎ茶は特におすすめ
夏になると冷蔵庫に冷やしているむぎ茶は特におすすめです。
実はこのむぎ茶は大むぎから作られていますが、この大むぎには血液を涼する効果があると言われているのです。
焙煎した香りには乱れた循環器を正常に保つ働きがあり、リラックス効果もあると言われているのです。
ミネラルをたっぷり含んでいるむぎ茶は血液をサラサラにしてくれる効果があり、身体の中に蓄積された余分な熱を奪い去ってくれます。
体温降下と言って身体の体温を下げる働きがあるのです。
むぎ茶に含まれるミネラルのおかげで熱中対策ができるという事が明らかにされています。
*野崎クリニック院長(野﨑豊先生)談
ミネラル入むぎ茶を飲む前は血流の粘度が高くて、血液が滞り気味だった男性が、ミネラル入むぎ茶を飲んだ後には血液サラサラ効果で血液流動性が高くなったと報告されています。
しかも、ミネラル入むぎ茶を飲んで30分後に改めて体温の変化をサーモロレーサー(赤外線熱画像カメラ)で測定した場合、胸部や腹部の体温が1.7度下がったと報告されています。
東京都福祉保健局の調べによると夕方5時から朝5時までに約30%の人が熱中症で亡くなっており、2013年の7月、8月の熱中症での死亡者は約90%が屋内で亡くなっているというデーターもでているのです。
熱中症症状のまとめ
毎年今年は冷夏かも?と言われ続けていますが、今年はもう6月の下旬には真夏日を全国のあちこちで記録するなど猛暑が予想されています。
もし、冷夏になったとしても、暑さに慣れていない身体は急に気温が上がると、身体が対応出来ない為に熱中症を発症しやすくなります。
普段でも寝ている間には500ml~1㍑の汗をかくと言われ、寝る間と朝起きたら直ぐにコップ1杯の水を飲むように推奨されていますが、夏場は特にむぎ茶を飲んで血液を常にサラサラ状態に保つ事をおすすめします。