パクチーはセロリ科のハーブや香草の仲間で、英語では「コリアンダー」と呼ばれていることでご存知の方も多いのではないでしょうか。
最近ではエスニック料理のブームから人気が上昇し、特に若い女性を中心に人気の野菜の一つです。
ただし匂いが独特で別名「カメムシソウ」とも呼ばれていることから好き嫌いがはっきり分かれる食材でもあります。
栄養価が豊富なパクチー
パクチーは栄養価が高く、ビタミン、βカロテンが豊富に含まれております。
βカロテンは体の老化の原因となるか体内の活性酸素を除去し細胞を活性化させる働きがあります。
βカロテンは体の中でビタミンAに変換され、胃や腸の整腸、肝機能の回復、夜盲症を予防する働きがあります。
ビタミンC、ビタミンEの抗酸化作用で口臭や加齢臭の予防に効果が期待できる。
体内の酸化によって老廃物がたまると加齢臭や口臭の元となります、パクチーの抗酸化作用で体臭を少なくする効果が期待できます。
パクチーの匂いの元のゲラニオール成分は消化促進や便秘の予防に整腸作用があります。
パクチーのデトックス効果
デトックス効果や美肌効果にも期待できます。
デトックス効果とは体内に取り込んでしまった重金属を排出する働きの事です。
加工食品の中に微量ながら含まれる重金属など有害物質が含まれています。
いつの間にか体内に有害物質が蓄積されてくると倦怠感や体のだるさ不眠など心身の不調が出てきます。
公害や大気汚染で体内に取り込んでしまった有害物質をパクチーに含まれている「硫化アリル」が排出する働きをします。
この作用をキレート作用と言います。
即効性はありませんが、定期的にパクチーを摂取することで数ヵ月後には体質改善が期待できるかもしれません。
パクチーは生食がいい
パクチーは免疫力の向上や疲れにくい体作りにも役立つ頼もしい食材です。
そんなパクチーの栄養を効率よく摂取できる食べ方は生食です。
最近ではスープやアイスクリームにして提供しているお店も多く見られますが、ビタミン類は熱に弱いという特徴が有りますので、
加熱することで成分が流れしまい栄養素が低下してしまいます。
加熱しても美味しく食べる事は出来ますが、せっかくなら効率よく栄養素を摂取したいですよね。
独特の味と香りを楽しみながらサラダや肉料理などのトッピングにして食することが一番効率よい摂取方法と言えます。
パクチーの生や匂いが苦手なら
パクチーは好き嫌いがはっきり分かれる食材で苦手になる原因がパクチーの匂いです。
パクチーの匂いを弱める調理法は
・乾燥させる
・何かで包む
・加熱する
パクチーを乾燥させたり長時間保存すると匂いが飛んでしまいます。
春巻きや餃子にしてパクチーを包むと若干匂いが弱まります。
加熱することで匂いを少なくなりますが、パクチーのビタミン類は熱に弱いので壊れてしまいます。
ある程度ビタミン類が壊れてしまってもパクチーを食べやすくして大量に摂取する考え方はありでしょう。
パクチーと食べ合わせ
βカロテンは油と共に摂取すると吸収力が高まるのでごま油やオリーブオイルをパクチーにかけるのがいいですね。
肉料理との相性もいいのでラム肉を使った料理や豚しゃぶの付け合せにも最適です。魚料理と一緒に使うと魚の臭みを取る効果もあります。
デトックス効果を高めるには、ネギや玉ねぎ、ニンニクやニラなどと一緒にパクチーを食べましょう。ネギ類に含まれるからみ成分(アリシン)によってキレート作用を高めてくれるでしょう。
パクチーを食べる量は?
パクチーはたくさん食べても大丈夫ですが人によっては下痢をすることも
パクチーは100グラムあたり22キロカロリーしかないので体重が気になる人もたくさん食べても大丈夫です。
世の中にはバケツパクチーというものもあり人気になっています。
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— 西園寺カルビ@ぐるなび (@gnavi_kanji) 2017年3月2日
ところがパクチーには解毒作用があります。
個人差はありますが過剰な食べ過ぎによって下痢を起こす可能性が有りますので、合わない人は量を気を付けながら食べるようにしましょう。