2018年の新年に三大流星群の一つのしぶんぎ座流星群が見頃になります。
冬場の関東地方は晴れの日が多く空気も澄みますが、月が満月に近いためなるべく月明かりを避けて観測しましょう
千葉県、茨城県の東関東の天体観測の穴場や観測スポットもまとめました。
目次
しぶんぎ座としぶんぎ座流星群
しぶんぎ座流星群は毎年、安定して多数の流星が発生することから三大流星群の一つに数えられています。
残りの2つは「ペルセウス座流星群」と「ふたご座流星群」です。
「しぶんぎ座」そのものはあまり有名ではありません、しぶんぎ座の名前は廃止されており流星の名前のほうは残っています。
18世紀のフランスの天文学者ラランドがしぶんぎ座の名前を決めました。「しぶんぎ」は四分儀の事で天文観測に使う道具でした。
90度までの角度が測れる分度器と似た形をして真下方向は重りの付いた針が示して目盛りで角度を読み取りました。
しぶんぎ座は1922年に国際天文学連合で廃止され、その位置はりゅう座の一部に入れられてしまいました。
2018年 しぶんぎ座の見頃は何日?
流星の発生がピークとなる時刻を極大時刻と呼びます、しぶんぎ座流星群の極大時刻は2018年1月4日(木)5時頃です。
流星が飛んでくる方角を輻射点と呼びます。しぶんぎ座の近くの輻射点から放射状に流星が流れます。
1月4日(木)1時頃に東北の空からしぶんぎ座が昇ってきます。
しぶんぎ座流星群の見頃は
1月4日(木)0:00~夜明けまで
1月3日(水)0:00~夜明けまで
しぶんぎ座流星群の見える方角は
流星はどちらの方角を見ても見ることができます。
流星の観測には月明かりが邪魔になります、月とは反対側で雲の無い方角を見て流星を見つけましょう
しぶんぎ座の方角は
流星を探すのにしぶんぎ座の方角にこだわる必要はありませんが、しぶんぎ座の方角は確認しておきましょう。
しぶんぎ座は明るい星が無いため、肉眼で星座を見つけることは難しいです。
しぶんぎ座はりゅう座とうしかい座のちょうど真ん中あたりにあります。
1/4(木)1時くらいに東北の方角で水平線の近くにしぶんぎ座が存在します。
引用「今日の星空」
国立天文台・暦計算室「今日のほしぞら」のHPで詳しく星空の様子を見ることができます。
ご自分の地域や見る時刻などを細かく設定して確認してみませよう。
しぶんぎ座流星群を観測する準備
・1月の最も寒い時期を迎えました、夜半から明け方はさらに気温が下がるので十分な防寒対策をして厚着で出かけましょう
・天体観測の定番スポットは山間部も多く、路面が凍結していたり、雪が降ることもあります、慎重な運転とチェーンも準備しておきましょう
・寒いからといって焚き火は危険なのでやめましょう、携帯カイロを使って温まりましょう
東関東の天体観測スポット
市街地では街の照明やネオンで夜空が明るく照らされて、流星観測には不向きです。街の照明を離れて暗い場所に出かけましょう
関東地方の流星観測スポットのまとめ
関東南部の観測スポット
【神奈川県】
関東北西部の観測スポット
【埼玉県】 【栃木県】 【群馬県】
東京都内の観測スポット
【東京都】
茨城県の天体観測スポット
☆里美牧場(プラトさとみ)
所在地:茨城県常陸太田市里川町863-35
千葉県の天体観測スポット
☆利根川ゆうゆう公園
☆大山千枚田
棚田の夜祭りでライトアップがされています、イルミネーションも楽しめますが
流星観測は20時に消灯された後にしましょう
所在地:千葉県鴨川市平塚
☆東浪見海岸