太平洋側では冬は雲が少なく空気が澄んでいるため流星観測には適した時期ですが、
市街地では空が明るく光量の小さい流星は見つけにくいため大阪周辺の天体観測の穴場も紹介いたします。
しぶんぎ流星群を見るための準備
1月の最も寒い時期を迎えました、厳重な防寒対策をして出かけましょう、寒いからといって焚き火を起こすのは危険なので携帯カイロなども準備しましょう。
市街地を離れて街の明かりが届かない山間部は流星観測には有利ですが道路は凍結しやすいためチェーンの準備などと共に運転には充分気をつけてください。
ちょうど正月の初詣の時期ですが夜の神社はライトアップされているため流星観測には不向きです、暗がりを求めて山道に入るのも危険です。
しぶんぎ座流星群の見頃の時間
流星群の発生がピークとなる時刻が極大時刻です。
2018年のしぶんぎ座流星群の極大時刻は1月4日5時頃です。
しぶんぎ座が水平線から上がってくる0時頃から明け方までが流星の見頃となります。
一番目の見頃 1/4(木) 0:00~夜明けまで
二番目の見頃 1/3(水) 0:00~夜明けまで
しぶんぎ座流星群の見える方角
流星群はどの方向にも出現するのでどちらの方向でもかまいません。流星観測には月明かりが邪魔になるので月の影響がすくない方角を探しましょう。
しぶんぎ座の見える方角は
流星群をみるのはどこの方向でもかまわないのですが、しぶんぎ座の方角は確認しておきましょう
「しぶんぎ」とは四分儀の事で90度までの角度を測れる計器で、古くは天文観測や砲撃手が砲身の角度を測定で使われました。
「しぶんぎ座」はフランスの天文学者のラランドが決めた星座ですが1922年の国際天文学連合が星座を決めた際に廃されて、りゅう座の一部に組み込まれました。
しぶんぎ座流星群の輻射点はりゅう座とうしかい座の間にあり、1月4日頃に輻射点を中心に放射状に流星が流れます。
1月4日の1時ころからしぶんぎ座が北東の空に姿を現し昇り始めます。
「今日の星空」から引用した大阪の1/4(木) 5時頃の星空です
しぶんぎ流星群の見つけ方
暗闇に目が慣れてないうちは流星は見つけにくいでしょう。
街路灯や自動販売機の照明が目に入らない場所を探して暗闇に目を慣らしましょう、車のルームライトも消して目が慣れてきたら流星が見つけられるようになります。
大阪周辺の天体観測スポットと穴場
大阪の市街地は照明や街のネオンで空が照らされて流星は見つけにくいため暗い場所に出かけましょう。
かなり冷え込むので充分に防寒対策をしてください。
流星の観測に適した場所は
・広くて見通しの良い場所
・長時間、じっとしてても他の人の迷惑にならない公園など
・街の明かりが届かない暗い場所
☆長居公園
大阪府大阪市東住吉区長居公園1-1
大阪の中心に近くて電車で行ける場所の天文観測スポット、ポケモンもいるようです
☆永楽ダム
大阪府泉南郡熊取町大字久保
高速道路から近い
☆箕面公園
大阪府箕面市
☆千早城跡
大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早
☆フォレストパーク神野山
奈良県山辺郡 山添村大字伏拝888-1
☆大塔コスミックパーク「星のくに」
奈良県五條市大塔町阪本249
☆鶴姫公園