文部科学省の省内チームは返還不要の給付型奨学金制度を早くて平成29年度から導入してすると発表しましたが、その金額を見て唖然としました。

奨学金を返還する必要が無いから将来の負担は少ないかもしれませんが、学生がどうして奨学金を返せなくなったのか?その根底はちゃんと理解できているのでしょうか?とても疑問です。

自宅から国公立大学に通う場合は負担が少ないから月に2万円
私立の下宿生は負担が大きいため月に4万円とする。

以前テレビで見たNHKのクローズアップ現代を見ているとこの金額で果たして学生の負担は軽くなるのだろうか?と疑問に思いました。

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奨学金が返済出来ないのはなぜ?

奨学金を返せない学生は現状の奨学金が少ないから生活や学費にかかるお金を稼ぎ出す為に遅くまでアルバイトに精を出さなければならないのです。

昔のお父さんの感覚ですとお金を必要以上に使いすぎる!と言われるんでしょうが、尾木ママも言っておられましたが、遊んでお金が必要なんじゃないんです。

なんとか大学を卒業して就職しても、もし非正規雇用になるとボーナスは無し、月給が手取りで15万ほど、そこから家賃の6万円を支払い光熱費、食費や経費を支払うと月に5万円の奨学金の返済金額が用意できないという。

せっかく大学へ行ったのに、借金をするために大学へ行ったのだろうか・・・虚しい。

奨学金の返済金額はどのくらい?

学校へは授業料を収める他に必要なお金が他にあるんです。
全員パソコンが必要である。
提出物は全部パソコンなどで管理するとか。
ある大学生もだいがくへ入学した時にノートパソコンを購入うしたが、講義に出てあとで今度はiPadを買い足したとか。
どうして?と尋ねると、コレがないと授業についていけないんだとか。

パソコンって箱だけを買っても、ネットに繋ぐ為にはネット代が毎月固定で必要になる。

自宅だったらまだ家のWi-Fiとか使えば良いかもしれないが、下宿生だと全部自分で用意しないといけない。

何をしてもお金がいるんです。
更に、お金が欲しくて働き出したアルバイト先がブラック企業だったりすると、バイトの時間を減らしてくれないという事態が起きるのです。

有る学生が4年間で借りた奨学金が480万円と契約の紙をテレビで表示していました。

唖然としました。
これだけのお金を借りても授業料や下宿代他生活費にまだ足りないのです。
都会の大学ですと家賃がまず高い、移動するにも電車に乗る。

節約する為に自転車に乗る生徒もいるかもしれないが、生きていくにはとにかくお金が必要である。

バイトに来ている大学生は生活がかかっているから仕事をやめても直ぐに次のバイトがみつかるかどうか分からない、だから休みをくれないバイト先に文句が言いにくいんです。

お役所ではじゃあバイトをやめれば良いと思うのかも知れないですが、辞めたらたちまち生活できなくなり、学校にも行けなくなってしまうんです。

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学業とアルバイトの両立に悩む学生

親を頼りたくても、その親も仕事にあぶれている時代です。
親も仕事が安定しない人が増え収入も減っている人が増えています。

休学してもなお、学費と生活費を稼いでなんとか大学を卒業しようと希望を持ちながら行きている女性。

留年して奨学金を切られた為に学費と生活費を稼ぐ為に夜勤まで増やしている男性。
今年卒業できなかったらもう中退するという。
何のためにこれだけ頑張ってきたんだろう。
しんだ方がいいのかもなんて・・・口にしている。

そういった事情ってちゃんと理解されているのでしょうか?
しかも生活費を稼ぐ為に学業が疎かになり、留年すると奨学金が切られてしまい、さらに今度は生活費と学費を稼ぐ為に仕事を増やすという悪循環です。

夏は冷房が効いていて、冬は暖房が効いているゆるゆるの職場で机に座っているようではなかなか学生の奨学金が返せない本当の理由が理解できないと思います。

高い授業料を払って大学を働きながら卒業してもなかなか就職が出来ないという状況。
やっと働き口をみつけても派遣社員や契約社員というボーナスも身分の保証もない立場。

でも日々の仕事といったら正社員と呼ばれる人の2倍近くも働かせられるのです。
年収は200万円あるかないかの生活。

NHKクローズアップ現代

クローズアプ現代をテレビでみていたら、何のために奨学金を借りてまで大学へ行ったのかわからない、生活費が足りなくてバイトを何個も掛け持ちで働いてそれでも追いつかない。

本人もこんなはずじゃなかったと思っていると思います。
今まで自宅でお弁当まで作ってもらていたような子が実家から遠くはなれた大学へ進学していきなり、学業とアルバイトの両立というのはかなりキツイとおもいます。

過酷だと思いました。

最低の生活、最低の学校へ通う為のお金を稼ぎ出すのにお金が必要なんです。
そこが理解出来てない。

夜遅くまで働く必要がある
学業の時間が取れない
相談に来る学生はまだ良い
しかし、思いあぐねて相談に来ているのに大学の相談を受けたゼミの教授は学業が本文だとその一言のみ

勉強だけを一心不乱にできるのなら良いが、地方から上京して生活費や学費を稼ぎながら勉強しているから無理が生じている。
そこが行き詰まっているから相談しているのに。
勉強だけの問題だったらまだ相談に来てないはず。
どうしてこの教授は分かろうとしないのだろうか。
腹立たしい。

どうして卒業できなかったのか?

借りた奨学金では足りないからアルバイトをしたが、アルバイトを一生懸命するあまり学業がおろそかになるのです。

学校を辞めると借りた奨学金だけが残ってしまう!
良い就職先に有りつけない。

いろいろな事が頭をよぎると思います。
お金の問題だけでない心理的な問題が大きい

世の中に大学生とはいえ、いきなり生活費を稼ぎながら学校へいかなけらばならなくなった学生の心のケアも必要だと感じました。

奨学金破産を救えるのか?返還不要の給付型奨学金制度

返還しなくても良い給付型奨学金は歓迎すべきですが、金額や支給対象者に対してはまだまだ検討の余地があると思いました。
来年以降の返還不要の給付金を受けられる生徒は良いが、今までの返還が必要な生徒のケアや相談は不可欠だと思う。
日本の明るい未来を背負って立つはずの若者の未来を暗くしてはいけない、希望を持てるものにしてあげたいものです。

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